利用者:Johnyoko
提供: みんなのデジタル教科書教育研究会
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- | === [[Image:S- | + | === [[Image:S-0nakamura.JPG|thumb|left]]中村伊知哉氏 === |
慶應義塾大学メディアデザイン研究科教授<br>デジタル教科書教材協議会(DiTT)副会長 | 慶應義塾大学メディアデザイン研究科教授<br>デジタル教科書教材協議会(DiTT)副会長 | ||
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- | *'''昨年設立された「デジタル教科書教材協議会」は、全ての小中学生がデジタル教科書で学べる環境を目指し、教材開発や普及啓発などの活動を進めています。国も教育情報化には力を入れ始め、論議も高まってきました。しかし、課題も山積しており、情報化の進展に不安を示すむきもあります。この問題を巡る状況を共有したいと思います。 ''' | + | *'''昨年設立された「デジタル教科書教材協議会」は、全ての小中学生がデジタル教科書で学べる環境を目指し、教材開発や普及啓発などの活動を進めています。国も教育情報化には力を入れ始め、論議も高まってきました。しかし、課題も山積しており、情報化の進展に不安を示すむきもあります。この問題を巡る状況を共有したいと思います。'''([http://musication.net/eTextBookWiki/images/2/29/0nakamura.PDF 議事録]) |
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== ■'''[プレゼン1] スマートテキストブックEasTで実現する恊働教育・学習デザイン'''<br> == | == ■'''[プレゼン1] スマートテキストブックEasTで実現する恊働教育・学習デザイン'''<br> == | ||
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- | *'''電子教科書"EasT"の提案目的とプロジェクトの目標、次世代の教育情報化に必要なディジタル教材プラットフォームについて。恊働学習によるコミュニケーション力の深化と自主学習力の向上を両立させる学習支援のあり方について考えます。''' | + | *'''電子教科書"EasT"の提案目的とプロジェクトの目標、次世代の教育情報化に必要なディジタル教材プラットフォームについて。恊働学習によるコミュニケーション力の深化と自主学習力の向上を両立させる学習支援のあり方について考えます。'''([http://musication.net/eTextBookWiki/images/0/0b/1morisawa.PDF 議事録]) |
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== ■'''[プレゼン2] スマートテキストブック(電子教科書)用リファレンスデザイン「amethyst」'''<br> == | == ■'''[プレゼン2] スマートテキストブック(電子教科書)用リファレンスデザイン「amethyst」'''<br> == | ||
- | === [[Image:S-2mizunuma.JPG|thumb|left | + | === [[Image:S-2mizunuma.JPG|thumb|left]]水沼隆氏 === |
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== ■'''[プレゼン3] ICTデジタル教材『小学校向けそろばんソフト』の開発について'''<br> == | == ■'''[プレゼン3] ICTデジタル教材『小学校向けそろばんソフト』の開発について'''<br> == | ||
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㈱雲州堂 | ㈱雲州堂 | ||
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- | *'''創業110年余りのそろばんのメーカーが、畑違いのデジタル教材の開発に参入した経緯と狙いを紹介します。「現場の声を吸い上げる」手法は、他の教材開発への参考になれば幸いです。''' | + | *'''創業110年余りのそろばんのメーカーが、畑違いのデジタル教材の開発に参入した経緯と狙いを紹介します。「現場の声を吸い上げる」手法は、他の教材開発への参考になれば幸いです。'''([http://musication.net/eTextBookWiki/images/3/34/3nino.PDF 議事録]) |
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- | *'''韓国は学校図書館にも電子書籍が豊富にあり、デジタル・メディアが教育の場に浸透している。<br>教室・図書館における教育の現状を日本との比較を通して検討する。'''<br>'''また、電子書籍やゲームの動向も報告する。''' | + | *'''韓国は学校図書館にも電子書籍が豊富にあり、デジタル・メディアが教育の場に浸透している。<br>教室・図書館における教育の現状を日本との比較を通して検討する。'''<br>'''また、電子書籍やゲームの動向も報告する。'''([http://musication.net/eTextBookWiki/images/c/c6/04uematu.PDF 議事録]) |
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- | *'''様々な理由で紙教科書へのアクセスが困難な児童生徒が数十万人は存在する。このような児童生徒についての実態調査結果と平成21年度文科省の研究委託事業「発達障害等に対応した教材等の在り方に関する調査研究事業」の一部を報告する。''' | + | *'''様々な理由で紙教科書へのアクセスが困難な児童生徒が数十万人は存在する。このような児童生徒についての実態調査結果と平成21年度文科省の研究委託事業「発達障害等に対応した教材等の在り方に関する調査研究事業」の一部を報告する。'''([http://musication.net/eTextBookWiki/images/7/7d/5inoue.PDF 議事録]) |
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== ■'''[グループワーク] '''<br>'''「2030年の日本の学校や教室や授業の風景、あるいは子どもが家や屋外で学習している姿」''' == | == ■'''[グループワーク] '''<br>'''「2030年の日本の学校や教室や授業の風景、あるいは子どもが家や屋外で学習している姿」''' == | ||
- | [シナリオ] | + | <br>[[Image:S-GW.JPG|thumb|left]][シナリオ] |
- | + | - 2016年、前年に実施された「OECD生徒の学習到達度調査(PISA)」の結果が発表された。<br>それまで日本は学力の低下が懸念されつつも、複数の項目で10位以内をなんとかキープしてきた。 | |
- | <br>しかし、今回の調査結果は日本にとって、今までに無いほどの衝撃であった。<br>なんと、全ての項目が、20位以内にも入らないというものだった。 | + | <br> しかし、今回の調査結果は日本にとって、今までに無いほどの衝撃であった。<br>なんと、全ての項目が、20位以内にも入らないというものだった。 |
- | <br>これに危機感を感じた時の内閣は、日本の教育制度を本当の意味で抜本的に改革すべく、全ての教育関連法や制度を見直すよう文科省に指示し、それを受けて文科省で「次の300年を支える人材を育てる教育改革委員会(通称:NEXT300)」を発足させた。<br> | + | <br> |
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+ | これに危機感を感じた時の内閣は、日本の教育制度を本当の意味で抜本的に改革すべく、全ての教育関連法や制度を見直すよう文科省に指示し、それを受けて文科省で「次の300年を支える人材を育てる教育改革委員会(通称:NEXT300)」を発足させた。<br> 様々な紆余曲折を経て、2020年「新・教育基本法」が施行され、それに伴い、日本の教育関連法案も次々と新たにされ、予算も大幅に見直された。特に大きな変更があったのは「学習指導要項」で、まさに国家300年の大計であった.... | ||
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+ | [[Image:S-GW3.JPG|thumb|left]] それから10年、日本の教育は大きく変わった。<br>2030年の今では、日本は「世界の人材バンク」「ジャパン・スクール」と呼ばれ、日本の教育制度や授業風景を学ぼうと世界中の教育関係者が「日本詣」をし、日本に留学を希望する者は日本の人口より遥かに多く、日本の教育産業は日本の主な輸出産業にまで成長した。 | ||
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2011年3月7日 (月) 07:13 時点における最新版
目次 |
デジ教研meeting 03 レポート
デジ教研meeting 03 in 名古屋
日付:2011年2月19日土曜日
時間:11時-18時
場所:株式会社ニューキャスト セミナールーム
〒461-0004 愛知県名古屋市東区葵3丁目22-8ニューザックビル6F
TEL 052-979-7155
FAX 052-979-7150
■基調講演:デジタル教科書を取り巻く最新状況とデジ教研に期待すること
中村伊知哉氏
慶應義塾大学メディアデザイン研究科教授
デジタル教科書教材協議会(DiTT)副会長
- 昨年設立された「デジタル教科書教材協議会」は、全ての小中学生がデジタル教科書で学べる環境を目指し、教材開発や普及啓発などの活動を進めています。国も教育情報化には力を入れ始め、論議も高まってきました。しかし、課題も山積しており、情報化の進展に不安を示すむきもあります。この問題を巡る状況を共有したいと思います。(議事録)
■[プレゼン1] スマートテキストブックEasTで実現する恊働教育・学習デザイン
森沢幸博氏
埼玉女子短期大学
- 電子教科書"EasT"の提案目的とプロジェクトの目標、次世代の教育情報化に必要なディジタル教材プラットフォームについて。恊働学習によるコミュニケーション力の深化と自主学習力の向上を両立させる学習支援のあり方について考えます。(議事録)
■[プレゼン2] スマートテキストブック(電子教科書)用リファレンスデザイン「amethyst」
水沼隆氏
丸文株式会社
- スマートテキストブック(電子教科書)評価・開発の為の試作機・リファレンスデザインの開発状況を報告します。デジ教研及びEasTプロジェクトの内容を反映した、教育現場発の端末にしたいと考えています。(議事録)
■[プレゼン3] ICTデジタル教材『小学校向けそろばんソフト』の開発について
日野和輝氏
㈱雲州堂
- 創業110年余りのそろばんのメーカーが、畑違いのデジタル教材の開発に参入した経緯と狙いを紹介します。「現場の声を吸い上げる」手法は、他の教材開発への参考になれば幸いです。(議事録)
■[プレゼン4] 韓国の教育現場におけるデジタル・メディアの現状と課題
上松恵理子氏
新潟大学
- 韓国は学校図書館にも電子書籍が豊富にあり、デジタル・メディアが教育の場に浸透している。
教室・図書館における教育の現状を日本との比較を通して検討する。
また、電子書籍やゲームの動向も報告する。(議事録)
■[プレゼン5] デジタル教科書で実現する授業のユニバーサルデザイン化
井上芳郎氏
埼玉県立坂戸西高等学校
- 様々な理由で紙教科書へのアクセスが困難な児童生徒が数十万人は存在する。このような児童生徒についての実態調査結果と平成21年度文科省の研究委託事業「発達障害等に対応した教材等の在り方に関する調査研究事業」の一部を報告する。(議事録)
■[グループワーク]
「2030年の日本の学校や教室や授業の風景、あるいは子どもが家や屋外で学習している姿」
[シナリオ]
- 2016年、前年に実施された「OECD生徒の学習到達度調査(PISA)」の結果が発表された。
それまで日本は学力の低下が懸念されつつも、複数の項目で10位以内をなんとかキープしてきた。
しかし、今回の調査結果は日本にとって、今までに無いほどの衝撃であった。
なんと、全ての項目が、20位以内にも入らないというものだった。
これに危機感を感じた時の内閣は、日本の教育制度を本当の意味で抜本的に改革すべく、全ての教育関連法や制度を見直すよう文科省に指示し、それを受けて文科省で「次の300年を支える人材を育てる教育改革委員会(通称:NEXT300)」を発足させた。
様々な紆余曲折を経て、2020年「新・教育基本法」が施行され、それに伴い、日本の教育関連法案も次々と新たにされ、予算も大幅に見直された。特に大きな変更があったのは「学習指導要項」で、まさに国家300年の大計であった....
2030年の今では、日本は「世界の人材バンク」「ジャパン・スクール」と呼ばれ、日本の教育制度や授業風景を学ぼうと世界中の教育関係者が「日本詣」をし、日本に留学を希望する者は日本の人口より遥かに多く、日本の教育産業は日本の主な輸出産業にまで成長した。
さて.... -
というシナリオに基づき、各グループに分かれて意見交流を行いました。
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