議事録(2011/9)

提供: みんなのデジタル教科書教育研究会

目次

【2011.9.1、2011.9.12 Skype会議・メモ】

参加者:朝尾、片山、久富、平本、大山

2回の会議で述べ6時間の議論。
・デジ教研の現状と今後についてフリートーク
・デジ教研Facebookグループの開設について
・ファシリーテーターを朝尾に決め、Skype会議の目的と進行方法について議論と確認。



【2011.9.30 Skype議事録】

時間: 23:00 ー 01:15 (2時間15分)
参加者:朝尾、片山、久富、平本、大山(記)


◆戦略フォーカスに行く前に…質問事項2つ


【Q1】

    「デジタル教科書にワクワクする可能性を感じ,
     子どもたちに素敵なデジタル教科書を手渡す」
    を達成するために必要な指標はなんですか?
    2つ~3つ程度あげて下さい。


<質問への質問>

 ・デジタル教科書を手渡す対象は日本の子供なのか世界の子供なのか?
  →日本の子供達。
 ・主語は何か?「デジ教研」なのか「日本」なのか?
  →どちらでも可。
   →二つの主語が混在していると論点が噛み合なくなるのでは?
    →最終的には「デジ教研」がどうすべきかなので、主語が「日本」の場合はそれに対して「デジ教研」に何が出来るかを明確にして行けば良い事。

<回答>

久富
1.未来の話:(日本全国からデジタル教科書の授業実践を蓄積する場が出来て)その授業実践が、全国から毎日平均1通は投稿があること。
2.「デジタル教科書にあなたは期待していますか?」という世論調査が全国紙の新聞で行われ、「期待している」という答えが7割を超える。
3.デジタル教科書が子供たちに配布された未来において「デジタル教科書を家庭学習で使う時間は何分ですか?」という子供たちへの質問に対して答えが1日平均30分を超えること。

片山
1.具体的な活動が広く社会的に認知される。行政の諮問機関や学会、マスコミに認知され、活動内容が30件以上取り上げられる。
2.Facebookの(実名)会員1000人。
3.小学校教員会員300人

大山
1.アクティブ会員数100、総会員数1000
2.家庭でも使えるデジ教研推奨デジタルコンテンツが100以上※学年別、教科別、OS別などに分類されている

平本
1.学習指導要領(幼・小・中・高どれでもOK)を読んだ人がデジ教研の中で90%以上

朝尾
1.デジ教研(個人)を通して、学習者用デジタル教科書を使った模擬授業を実施した事例が10以上
※学校ではなく教員個人を通して実施された事例(ただし学校の承認は必要)
2.学習者用デジタル教科書を使った効果測定の論文が10件以上書かれる(できれば査読付き)
3.視力や無線電磁波等の健康問題の実証実験論文が10件以上書かれる(できれば査読付き)

<回答のまとめ>

【デジ教研の具体的な活動においての指標】
1)会員数
  ・ネットアクティブ会員100名
  ・ネット会員総数1000名
  (ネット会員内訳)
   - 公立小学校教員数200名
   - 公立中学校教員数200名
   - 公立高校教員数50名
   - 私立小学校教員数50名
   - 私立中学校教員数50名
   - 私立高校教員数50名
  ・非ネット会員数1000名
  ・総会員数2000名

2)Webコンテンツ
  ・家庭学習で使えるデジタル教材やアプリの紹介:300件
  ・学校で使えるデジタル教材やアプリの紹介:300件
   #学年別、単元別、教科別、OS別
  ・模擬授業による具体的な報告が10件

3)その他
  ・学習指導要領(幼・小・中・高いずれか)を読んだ人がデジ教研の中で90%以上


【デジ教研の対外評価においての指標】
 ・行政の諮問機関にオブザーバとして呼ばれる年1回以上
 ・学会や大学の授業での講演・講義依頼が年1回以上
 ・マスコミの記事に取り上げられるのが年10回以上


【日本での中長期的な指標】
 ・デジタル教科書に関する知見が、様々な側面から集まる
 ・実践したことによる効果測定論文が10件
 ・利用による健康問題等に対する実証実験論文が10件
 ・一般社会からの意見として、世論調査でデジタル教科書に対する期待が7割以上

【導入後の定着化においての指標】
 ・家庭での電子端末を利用した学習時間が1日平均30分を超える



【Q2】

[Q1]の指標を達成する為に「デジ教研」に不足して
    いるものはなんですか?2つ~3つ程度あげて下さい。


<回答>

朝尾
1.デジ教研内で新たなWGを作って、コミュニケーションを取りやすいシステムを作る
2.大学の教育関連の研究者や中央省庁とのコネクション
3.デジ教研での活動をより手間無く、効果的に広報できるシステムと組織

平本
1.デジ教研はきっかけ。それで議論・意見を広げる、それがゴールであり、且つ、過程。終わりはない。

大山
1.事務局メンバーの増員と明確な組織化
2.定期的なオフ会、総会
3.運用費

片山
1.模擬授業を行う為の機材
2.デジ教研の社会的信頼
3.情報教育担当教員の会員
4.説得力ある未来の提示
5.学会とのつながり

久富
1.常設または持ち回りの窓口事務局員(曜日毎に担当を決めるなど)
2.デジ教研所属の研究員による学会発表
3.FaceBookより整備されたSNS



◆次回の話し合い内容
 今回挙がった指標のうち、半年以内に達成すべきものは?

以上。

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