デジタル教科書と家庭学習
提供: みんなのデジタル教科書教育研究会
「ウォールチャット01」のまとめ
生ログはこちら
チャット前のアンケート
- Q. 「デジタル教科書端末」による家庭学習は、これまでの家庭学習に比べてどのような効果があると考えますか?
- 結果はこちら
チャットを並び換えてみました
正直、イマイチです!すみません! 現状では、生ログを見る方が面白いです。
- 「学習者用デジタル教科書を一人1台もつことで、家庭学習はどのように変わることを期待しますか?」
- 授業での学習内容に連動した課題が出るのは従来の宿題と同じですが、それを解いていく過程ですぐにできた場合とそうでなかった場合など個に応じた対応もできなくもないと思います。
- 課題は確かに、これまでのノートでもできますね。デジタルだと、そこでの調査調査やまとめが変わってくると思います。
- 韓国では、学習者用デジタル教科書は家庭学習では使わないとのことです。自由に調べ物をしたり、ドリルをしたりすると言うことです。
- これまで日本では、ドリル2ページという宿題が多かったように思います。漢字が身に付いている子もいない子も一律で。これは明らかにかわってくるでしょう。
- 習履歴の追跡ができると、家庭学習の状況が分かります。一人一人にあった課題を出すことができます。
- ドリル的な反復ということで言えば、漢字・計算を2回、3回と反復させシールを張るという画一的な指導が未だに残っています。本来であれば、身に付いていない子が習熟のために行い、身に付いている子は別の課題に取り組みべきと思います。履歴機能を活用すれば、身に付けばもうOKで、発展的な課題に進ませることが可能となりますね。
- 漢字ドリル的宿題にしてもすぐにできた子にはその漢字を使ったたくさんの言葉を学習するようにして、できなかった子は習熟するまでところんやるとか??
- 課題の形態にもよりますが,解答に対する評価がすぐにわかれば,意欲を高める効果が期待できそうな気がします。
- すぐに確かめることができると言うことは、正しい反復ができます。
- しかも、ただ繰り返し書くだけでなく、より効率的な学習方法がコンテンツにより可能となります。
- 授業での学習内容に連動した課題が出るのは従来の宿題と同じですが、それを解いていく過程ですぐにできた場合とそうでなかった場合など個に応じた対応もできなくもないと思います。
- こちらに、韓国のサイバー家庭学習サイトがあります>>:::::: 울산 사이버가정학습 2.0 ::::::
- ほとんどがログインをしてからでないと使えないと思います。
- 国というかKERISがすべてのコンテンツを用意しているのでしょうか?中身の仕組みがやはり気になります
- 画面の右下にある黄色い丸をクリックすると、教師用のマニュアルがでるので、それでなんなく分かります。
- 家庭からログインして入り、授業中に使用したデジタルノートや教科書の部分キャプチャー画像を家庭でも開くことができて、それをもとにして宿題をしてくるということを仁川では聞きました。仁川トンマク小学校の子どもたちの家庭でのPC普及率は100%だそうです。
- ちなみに、韓国の教育現場でこれほどICT化が進んでいる背景には、学籍情報のデータ化や、ひいては国民背番号制に近い制度の存在があるように思うのですが、実際のところはどうなのでしょうか。
- 韓国のように100%の普及は、日本でも十分可能と思っています。
- 韓国の住民登録番号
- ネットワークを介す必要があるかはまた別問題で、iPadのようなものを持ち運ぶなら、家でのネットアクセスは必ずしも不要です
- そう言えば、児童のPCでデジタル教科書の画面をキャプチャーするときに、ウィンドウズのアクセサリにある" Snipping Toolを使っていました。
- 韓国では、塾に行けない子どものために普及しているそうですから。
- 日本の場合、こういう形でのデータ化や公的管理がなかなか進まないことが、教育現場でのICT化沈滞と無関係ではないと思うんですよね。
- 日本は公的な管理の仕組みが遅いと私も思っています。自治体まかせなので、その差も大きい。
- 個人の機微情報を公に託すことには抵抗もあるのですが、教育情報をクラウド上において有効活用しようと思えば、このあたりを乗り越えることは避けて通れない気がします。運用さえ適切で透明ならば公平な税制にも役立つでしょうし。
- やはり、木を見て森を語るなかれという感じがするので、デジタル教科書を使っていない、または、日本と同じような学校も見てみたいと思っています。
- そうですね。今日、ウォールにも日本で流れている韓国の情報は必ずしも正しくないという意図の書き込みが、韓国の中枢の方からありましたね。
- 先ほど紹介したサイトの下のほうに、「市•道教育庁で開設したサイバー家庭学習サイト」 というのがあります。そこを見るだけでも、家庭学習のためのサイトが充実していることが分かりますね。
- 先日、ソウルで行われたe-learning Korea 2011にも、仁川市の教育委員会の方々、そして、仁川トンマク小学校の先生が模擬授業を行われました。仁川市は十分進んでいると思いますが、そうでないところもあると思います。
- 各地域や民間会社が一つのプラットフォーム?に提供しているのですね?KERISみたいな統括した組織があるとそのようなことが可能になりますね。
- 教育情報化に責任をもつ公的な組織が必要と私も思います。
- 更にもう一つ。KERISが開発したiOS用のサイバー家庭学習アプリがあります。iPhoneやiPad,iPod Touchをお持ちの方は、無料なので、インストールできます。>App Store - 사이버가정학습
- KERISはアプリもつくっているのですね!
- 小中高にそれぞれ分かれていて、全部あるわけではないですが、科目ごとに、授業の動画を見ることができます。しかも、その長さが3分程度で短いので、すき間時間に勉強できるということですね。そのために、すき間時間を見つけて、手軽にデジタルデバイスで学習するためには、モバイルデバイスのほうが向いているということで、m-learningとか、Smart-learningという言葉がここにきて、よく使われているのだと思います。
- 下の、隙間時間の話へつながります…
- 家庭学習に話を戻して
- 履歴機能が使えるところが、デジタル教科書による自学がすごく可能性をもっていることだとおもうのです。
- 家庭学習で,履歴を生かした学習や指導を行おうとすると,個人情報が学校の内外を行き来させる必要が出てきそうですね。このあたりも公的に議論し,利用可能な体制をつくらないといけないと思います。
- 通信機能があると,家庭にいながらグループ学習ができるかな?
- 我々は、普段、ドリルチェックをし、確認のためシールを張ります。
- 基礎学力反復学習以外にも効果があると思います。
- 履歴機能が使えるところが、デジタル教科書による自学がすごく可能性をもっていることだとおもうのです。
- 個人情報のこと
- Facebookも個人情報が流れていますが、それで起きている問題はそうないですよね。
- そもそも政治から独立してる筈の教育委員会がそうなってないところが大問題なんだけれども(苦笑)>公的な組織
- 個人情報のとらえをどうするかであって、どのような情報ならどの程度まで大丈夫か、セキュリティーと効果の観点から見直すということです。
- 個人情報を考えるとき,実態として大丈夫かという点と,個人情報保護条例などとの関わりの二つの点は区別が必要だと思います。後者からの縛りを超えるのはかなりしんどそう。
- 日本は縛りが多すぎます。
- 今の家庭学習の実態が自分の中に実感としてない・・・もしかして塾にもっていかれて形骸化している?
- 家庭学習の現状はいかがですか?こどもをお持ちの皆様。
- 学校の登下校(車での送り迎えの場合)や、塾に行く途中などに、うまくすき間時間を活用しているよう(韓国の話??)
- 隙間時間を活用する意欲があるなら,何を使っていてもばっちりのような。。
- 隙間時間の話
- 隙間時間学習に有効というのは、デジタルコンテンツの優位性のひとつですね。細切れ時間をカウントして、トータルで何分頑張ったという履歴も残せますし。
- 履歴がとれるとそうなるんだ!
- 知りたいという気持ちにすぐに応えてくれる手軽さ、起動制と機動性が、ポイントのような気がします。
- 少し見えてきました。隙間の努力が時間と問題を解いた数で数値化される。これはデジタルならではのメリットで、細切れ時間の活用になりますね
- 「起動性と機動性」良いキーワード
- 「起動性」という言葉は、愛知学院大学の佐々木先生というマックが大好きな先生、名古屋教育ソリューションズでのiPad活用事例セミナーで使われた言葉で、好んで使わせていただいています。
- さらにその履歴をもとに学習をさらに「深化」させられればすごいですね。量的な部分だけではなくて。ちょっと難しいですけど。
- 自分の家庭学習じゃなくって,持ち帰り仕事を振り返ると,うとうとして編集時間だけ無意味に長くなっているWordのファイルがありますね。
- Padのよさは、すぐに起動できる「起動性」と、持ち運びやすい「機動性」だと。
- 隙間時間学習に有効というのは、デジタルコンテンツの優位性のひとつですね。細切れ時間をカウントして、トータルで何分頑張ったという履歴も残せますし。
- 授業との連動という点
- 復習、振り返り。定着。
- 家で調べてきてね、という課題は今もありますが、デジタル教科書だとできることが増えます。たとえば、インタビュー。そのまま、家族の声を音声録音も可能。動画も可能。それを電子黒板でつないで発表。
- 仁川トンマク小学校では、意外にもデジタル教科書を使った授業についてのレポートは手書きで用紙に書いて、提出させることがあると聞きました。
- 意図は…今度聞いてみます。
- 音声録音に限らず,写真,動画も可能→学校で発表可能
- 音声、写真、動画で調査活動の深化。社会科や総合の家庭学習で大きな効果を発揮しそう
- 保護者との連携という視点
- 通常は、ノートに一言かいてはなまる。そして、学習カードへのサインといったものですが。
- デバイスだと、もう少し保護者の方と協同的に、家庭学習を進めることができる可能性があるかと。
- 家庭の事情はそれぞれですから、別の部分で難しいところがありそうですね。(ネグレクトとまではいかなくても関心をもたない親など)
- 家庭環境は、いつの時代も千差万別ですから、どこまでを一律に求め、どこからはできる家庭は協力するとなると思います。そして、その全体の協力のステージを挙げていく努力が必要です。
- 例えば、学校からのお便りや伝言機能などで、課題の意図を伝えることは可能かも
- 保護者の協力を求める必要のある課題が出ていることを伝えることができるとか?
- 保護者との連携となると、さらに周辺環境の成熟が必要になりそうな。当面は事後的なアカウンタビリティへの貢献が主かな〜
- 保護者の教育格差が大きい場合、子どもに教えることができる保護者もいれば、そうでない保護者もいると思います。それが、家庭で学校で作成した素材を元にした宿題をなんらかのデバイスなどで行うことで、ある程度、格差を解消できるのではないかと思います。
- 例えば家庭科で、「家族の掃除の工夫についてインタビューして学習カードにまとめてこよう」という課題は今もあります。それが、動画でのインタビューや、掃除をしている場面の動画を撮るなどといったことになっていくとも思います。
- 家庭学習をするときも、子どもたちが「親に聞いてみよう」という考えが、「タブレットパソコンの、あのアプリを使って○○すれば分かるようになるんじゃないかな?」というメタ認知的な発想力が、子どもたちにも身に付いてくるような気もします。そういう子も出てくると思います、全員ではないですが。
- アプリをどう使いこなすかも一つ重要な視点ですね。「このアプリをこう使い、まとめました。」何てかんじで。
- 家庭の理解が得られないとうまくいきませんから、連携は必要
- 家庭学習に用いる機器にOnlineを求める場合,現状だと家庭の状況が大きく関わります
- 通常は、ノートに一言かいてはなまる。そして、学習カードへのサインといったものですが。
- 個に応じた課題という点
- 履歴機能により、進度調整ができます。学習状況の把握もできます。
- 履歴機能を用いると、自分がクリアした課題は、やらずに進むという点では、くもん式を思い出します。
- 子どもたちが様々なアプリを使って学ぶことを通して、学習内容だけを学ぶのではなく、それぞれのアプリやデバイスのメリットも合わせて学んでいると思いますので、自分が学習したいことをどうやって取り組めばよいのかについて考えようとする動機付けがうまくいけば、自主的、主体的な学習態度も育まれると思います。
- 千差万別はそうなんですが、デバイスがその差自体をエンハンスしてしまう懸念はどうしても出てきてしまうでしょうね。だから敢えて、フォーカスするのは子ども自身にしておきたい、という気もしてしまうわけで。
- 使える子はどんどん使いこなし、そうでない子は置いていかれるとか
- デジタル教科書でも、学習者用端末でも、それらを使わなかったにしても、最終的には、なぜ僕らは学ぶのかという動機付けも考えなければならないと思っています。
- できない子、わからない子をどうやってフォローするか。。
- 共働きの家庭がとても多いので、その点の考慮は必要。デジタルの一つの利点に、子供が自学自習しやすい環境の用意のしやすさはあると思います。
- 履歴機能により、進度調整ができます。学習状況の把握もできます。
- 動機付け
- ものすごく理想主義的なことを言うと、学ぶ理由は学びの外じゃなく、中にあると思いたいですね。面白いから学ぶんだ、と。分かるって楽しいなぁという授業はステキですから。
- あまり大きく考えずに、一人一人がなぜ勉強しなきゃいけないの?という問いを持っているとしたら、それに答えてあげたいと思うのが、教師の役目の一つだと思うんですよね。